新しいことをはじめ、やたら疲れて眠くて仕方ないモヤ旦。
それをみて、もやよめは「男(父)は休めていいよな、女(母)は休むって概念すらないのに。」と毎日イライラしていた。
ただ、彼には彼なりの考え・状況があったようです。
目の前に見えていること。
それは、あくまで物事の一側面でしかないのじゃ。
見方を変えればまた別のことがみえてくる。
自分が感じていることが必ずしも正解とは限らないのじゃ。
東京から千葉に引っ越して
コロナが起きた春、僕たちは千葉に引っ越した。
もともと実家はもう自分の名義だったし、今帰らないともう帰らないと思ったので(もやよめもそのつもりだったし)千葉に引っ越して自分の親と同居をはじめた。
ただ、東京から千葉に引越してから、もやよめの勢いがどんどんなくなっていきました。
いままでのイケイケだったもやよめは、千葉に引っ越してからオーラが消え、すっかり光や運がなくなった感じでした。
それはボクも気になっていました。
でもやることいっぱいだし、とにかくお金を稼がないといけない。
なので仕方ないかなと思っていました。
しかし、2人目が生まれてしばらくした頃、家の中は大荒れ。常に喧嘩が絶えませんでした。
いつからか?
それは正直記憶がありません。
気づいたら、毎日喧嘩をしていました。
ボクも常にイライラしていて、どうしてイライラしているのかすらもわからなくなっていました。
最近家の中の雰囲気は悪いし、息子はわがままばっかで怒るとすぐ泣くし。
自分の仕事もやること膨大で終わらないのに、子供も寝るの遅いから夜中に毎日やらなきゃいけなくて。
朝も赤ちゃん起きる前に起きてやってました。
正直毎日気の休まる時がありません。
毎日が疲労困憊でした。
おまけに嫁は常にキレてボクに暴力を振るってくるし・・・
嫁が仕事をしてくれない
一番のストレスは、嫁が仕事をしてくれないことです。
嫁が気の抜けた風船みたいになってしまい、仕事がんばってくれないので、ぜんぶ自分がやらなきゃいけなくて相当なプレッシャーでした、、、、
お金ないんだから仕事しようよ・・・
お前家計何も見てないくせに何がわかるっつーの?
カネカネうるさいんだよ!
もやよめは一言言うとめっちゃキレ返してきます。
これが特に疲れました・・・
元気なときならまだいいですが、いまでは言うのも疲れてあまりいいません。
だって実際ないでしょ、おかね
生活費はわたしが
貯金切り崩して
やってんだろが!!
やっぱりお金・・・ないんだ
そんなボクの心配をよそに、もやよめは週に2回も整骨院に行き、仕事をする気配はぜんぜんありませんでした。
法人のデメリット
法人を立てました。
でも法人立ててよかったのか、ボクにはちょっとわかりません。
法人立てるまでしらなかったですが、法人にするとアフィリエイト報酬や稼いだ分が自分の口座にはいってこないんですよね。
個人事業主の時は頑張っただけ口座にお金が入ってきて稼いだ実感がありました。
でも法人にしてから、がんばってもがんばっても、会社のお金は増えるけど、自分の口座のお金はどんどん減るんですよ。
これが想像以上にストレスでした。
法人は役員給与で給料が決まるが、年に1回金額を決めたら原則それを変更しないのじゃ。
だから売上がわからない初年度はかなり給料を抑えていたのじゃ。コロナもあって先が見えなかったしの。
だからモヤ旦が稼げど稼げど稼いでる感覚がないという状態になるのもわからんでもない。
なんだかボクだけがひとりで頑張ってるような気持ちでした
逃げ場は仕事だけ
仕事が終わっても、家の中が荒んでいるので僕はどんどん仕事にのめり込みました。
のめり込むというか、仕事のメンバーが夜中や夜明けにミーティングすることが多かったので、そこで嫁や子供以外と話す時間が唯一の癒しでした。
でも夜中や明け方起きてるので、どうしても夕方眠くなり、息子とゲームしながら寝てしまったり完全育児放棄状態で。
夕方寝るなら夜中起きないでちゃんと寝ろよ!!
とにかく嫁が、口調も態度も暴君になり、優しさのかけらもなくなってしまいました。
昔はそうじゃなかった気がするんですが・・・
もしかしてスキンシップが足りないのかな?と思って、夜寝るときに足を引っ付けてスキンシップしようと何度もトライしました。
でも触れるだけで本気で蹴られたりエルボして「足でツンツンしてくんな!真っ直ぐ寝ろや!!」とブチギレ。
拒絶されるので、寝る時も落ち着かず、週の半分くらいは仕事場(2階)で寝るようになってしまいました。
ほんと、帰ってこずにそのまま東京にいればよかったのかもしれないです
なんで帰ってきたんでしょうね。
何をどうすればいいのかわからず、とにかく疲ればかりが溜まり、疲れた・眠いばかり言ってました。
息子とゲームしてても、いつの間にか寝てました。
現実、夕飯の支度やらが忙しい時間になると、ねむくてそのまま居間の畳で寝てしまい、気づくとみんながご飯を食べてました。
もやよめはすごく冷たい目で
やっと起きたか
と言ってきます。もう全てが嫌でした。
つかれた
ねむい
基本、このワードしか言わなくなっていたら
疲れてんのはオメーだけじゃねえんだよ!
疲れた疲れたいうな!
うざいな
とガチギレされ、もう誰とも話したくなりました。
そしてだんだん自分の存在価値が分からなくなりました。
僕なんていない方がいいんじゃないんですかね。
とーたんいつも怒るし!
家族のために頑張ってるのに、なんだかアホらしくなってしまいました。
だんだん全てがどうでもよくなっていきました。
もう僕らは終わりかもしれません。
ずいぶんと大変だったんですね
かなり大変じゃった。
しかもこの期間は1年以上続いたと思う。
いつからかカウントしてないから分からないが・・・
でもそうまでしてどうして千葉に引越してきたんですか?崩壊する前に青梅ににもどったらいいんじゃないですか?
そうじゃな、できるものならそうできればよかったかもしれん。
でもできなかったのじゃ。
その理由は・・・そうじゃな今日はもう遅いから明日話すとしよう。今日は泊まっていきなされ。
もやよめは布団を敷き、ピーナツ型のかわいい最中を置いて奥に下がっていった。
見たことがない茶菓子だったが、ピーナツ餡がおどろくほど美味くて驚いた。
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