東京卍リベンジャーズ
作者 | 和久井 健 |
連載誌 | 講談社コミックス |
ダメフリーター花垣武道は、ある日ニュースを見ていると、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に、中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人が殺されたことを知る。壁の薄いボロアパートに住み、レンタルショップでバイトしながら6歳年下の店長にこき使われる日々。人生のピークは確実に彼女がいた中学時代だけだった……。そんなどん底人生まっただ中のある日、突如12年前へタイムリープ!!恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!!
【講談社販売部驚愕!空前の重版!】
実写映画化で話題!『新宿スワン』作者の和久井健が贈る、最新巨編!!
推薦ポイント&もやよめ心の声
- ヤンキーテーマだけど逃げる自分・向かう自分との心の葛藤が熱い
- 強者だからこそ心の脆さがあり『闇落ち』するという令和ならではの視点にハッとさせられる
- 作者さんの張り巡らせたたくさんの伏線と緻密な計算が感じて常に続きが気になってしまう世界観が好き
ビジネス観点から見てみてほしいポイント
「個のファンが鍵」となる令和時代に即した秀逸なストーリー、これからのビジネス視点で読むと学びが大きい!
特にアンバランスな「実力皆無だけどメンタルは強い主人公」✕「実力は無敵だけどメンタル豆腐なマイキー」の心理が勉強になる。
ヤンキーの世界って腕(ケンカスキル)もそうだけど、実はマインド論が多いんですよ。実際の世界はわからないけど、ヤンキー漫画はマインド論がメイン。
ここにはガッツで独立するビジネス起業になにか通じるモノを感じます。
そして要所要所に出てくる決めフレーズが強い!
ちなみに作者の和久井さん、ヤンキー漫画が得意な漫画家さんなんですが、東京卍リベンジャーズをつくるとき今の若い世代にただの「ヤンキー(暴力的)な話」は受けないと踏んだそう。
じゃあどうしたら若い世代にも受け入れてもらえるのかな?ということでタイムリープという要素を漫画に組み込んでみたんだとか。
異なる要素の掛け合わせ→新天地ですね!
作者の和久井さんは漫画歴長いし、もうベテランさんなのでストーリ構成も秀逸。
ヤンキー業界のこともよくわかっている。
画力も秀逸なのは当然なのだけど、ここまで青年誌とキャラのテイスト変えられるって正直すごい。
いや、この表紙だけだとピンとこないかもしれないけどおおお!!中身を見るとかなり違うよ。
てことで、和久井さん、ほんと、うまい!
飽きさせないストーリ展開にベテラン漫画家の実力が感じられる
青年誌で書いていた極道系ヤンキー漫画「新宿スワン」の作者が、ここまで少年誌に寄せて少年を飽きさせないストーリー展開を作ってくることにただただ脱帽しかない作品です。
ちなみに私は「千冬」のファンです( ・`ω・´)b
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